3割実践できれば子育ては変わる!!
前回、アイメッセージについてご紹介しました。
このように感じませんでしたか?
- 難しい
- アイメッセージを使っても期待通りに動いてくれない
難しいと感じるのは当たり前、親である私たちもたくさんのユーメッセージの中で育ったのですから。自分にないものは他人に与えることはできません。でも、子どもの力を信頼すること、そして本当の気持ちを子どもに伝えることを意識すれば、少しずつアイメッセージが増えていきます。
目指すは3割。野球で言えば3割の打率をキープできると1億円プレーヤーになれます。3割できれば超一流なのです。完璧な親はいません。3割言葉が変われば、残りの7割もリカバリーができるようになり、結果、失敗が失敗で無くなります。
少しの変化が大きな変化をもたらせますから、引き続き、アイメッセージ意識していきましょう。
アイメッセージを使っても子どもが期待通りに動いてくれない
このように感じた人は、アイメッセージを投げかけているつもりでも、ユーメッセージになっている可能性があります。なぜなら「あなたは変われ」と思いながら、メッセージを投げているからです。子どもを変えることを目的にテクニックとしてアイメッセージを使ってしまうと、それは伝わりません。
アイメッセージで大切なことは自分の本当の気持ちを伝えること。それを聞いて子どもがどう行動を起こすか? それは子どもが選択することです。
アイメッセージは子どもが「自分で考え行動する」ことのできる余地を与える言葉がけです。アイメッセージで伝えることができれば、まずはそれで完結です。それができている自分を認めてあげてください。もうそれだけでとっても素敵なことです。
今回の回答者

NPO法人パパジャングル理事長
社)ありのままに生きる学校理事長
笑育心理カウンセラー
荒巻 仁先生
日本初のプレーパークと学童保育を融合させた施設「放課後子どもジャングル」を運営。 サマースクールなどを実施し、心を育むことを大切にした教育を実践。