子どもの癇癪がひどく、育てにくいと感じることがたまにあります。
気軽に外出ができず、癇癪を起こすとどう接すればよいかわからなくなることも…。

年齢不明(男の子)のママ

子どもが癇癪を起こして、手も付けられなくなると、本当に困ってしまいますよね。むしろ一緒に泣きたいくらい…。時には一緒に泣いたり、怒ったりしてしまうこともあると思います。「育てにくい」と感じる日々の中で、きっとたくさん悩んで、がんばってこられたんですね。また癇癪を起したらどうしよう…と考えると、気軽に外出すらできなくなる、その気持ちもすごくよくわかります。

癇癪は悪いことじゃない。あなたがダメなわけでもない

私も以前、外出先での癇癪をとても気にしていた時期がありました。でも実は、気になっていたのは子どもの癇癪そのものよりも、〝周りの目〟でした。泣き声が響くたびに「ちゃんとしつけられてないと思われるかも」と焦って、なんとか落ち着かせようと必死になっていたんです。でも、癇癪は「悪いこと」ではなく、「自分の思いをうまく言葉にできないときの表現」なんですよね。特に年齢が小さいうちは、自分の気持ちを整理したり、切り替えたりするのがまだ難しいもの。言葉にはできないけれど、全身を使って思いを伝えている…その姿は、実は安心できている証かもしれません。無理に「泣かないの!」と抑えるより、「気持ちがぐちゃぐちゃなんだね」「イヤな気持ちでいっぱいだったんだね」と、感情を代弁してあげると、少しずつ落ち着いていくこともあります。

外出が不安な時は、もしその子が“よその子”だったら…と想像してみてください。きっと「どうしたのかな?」「大丈夫かな?」と、優しく見守るのではないでしょうか?「しつけがなっていない!」なんて、思わないはず。癇癪を起こしても、意外と周りはあたたかいものですよ。たとえ癇癪があった日でも、どこかで笑えたなら「今日は楽しかったね」と伝えてみてください。「大変なこともあったけど、一緒にお出かけしてよかったな」と思える日が、きっと増えていきます。

癇癪はずっと続くわけではありません。いつか「あの頃、大変だったね」と笑って話せる日がきます。今は期間限定のアトラクションのように、「そう来たか!」「今回はどうクリアしよう?」と、ゲーム感覚で楽しんでみてください♪

どうしようもないときは、「もうムリ〜!」と声をあげてもOK!ときにはただ観察してみるのも◎。ひとしきり泣いた後に、けろっとして甘えてくるお子さんに、また新たな愛おしさが芽生えるかもしれませんよ♡

今回の回答者

古木 愛望先生

元保育士
子育てライフコーチ
個性心理學認定講師

古木 愛望先生

eny smile(エニィ スマイル)の名で、ベビーヨガや米粉のおやつづくり、親子体験イベントなど企画運営。越前町を中心に子や親が安心して集える居場所づくりをしている。